また、そのノウハウを社内外に積極的に展開。ビルメンテナンスマネジメント（ビル・施設の統括管理・清掃・設備管理・警備の各業務ならびに診断から最適化のご提案）、プロパティマネジメント（ビルオーナー様の代行者として効率的な運営や収益の最大化ならびに資産価値の向上を図る）、建設・オフィスデザイン（資産価値の維持・向上のための建物診断から設計・新築・改修ならびにオフィス設計から移転・リニューアル）、不動産(売買・賃貸・コンサルティング)、損害保険事故復旧業務(損害保険事故による損壊物の復旧)といった事業領域で安心・安全を第一とする高品質なサービスを提供し続けてきました。
そして、近年では危険予知訓練(KYT)活動の推進や安全衛生大会の開催など、事故防止に向けた取組も強化しています。その結果、今では売上高約300億円のうち、約7割が東京海上グループ以外からのものとなっています。
事業成長の根底にあるのは、お客様の信頼に足る組織として大切にし続けてきた「親身・誠実・正確・迅速・納得価格」という5つの要素。当社はこれらを「信頼5品質」と定義しています。この「信頼5品質」を真摯に積み重ねていくことこそが、今後もお客様に選ばれ続けるためには最も大切なことと考えています。

業界のベンチマークとなる
「Good Company」を目指して

高い品質の追求やコンプライアンス・サステナビリティ・SDGs・DX・GXといった社会的要請への対応を前提に、現在、弊社内では魅力ある「人」「企業」づくりと働き方の改革に全社を挙げて取り組んでいます。社員の働きに報いる人事制度の改定、ならびに次世代インフラの構築や新しい技術を活用した社内情報の整理・活用を推進することで、社員一人ひとりがプロとしての実力を存分に発揮し、よりイキイキと働ける会社を目指していきたいと考えています。

また、2024年7月よりスタートする新しい人事制度においては、以下の通り、当社社員として“ありたい人財像”を明確にしました。これには、弊社が大切にしてきた「安全と品質の追及」「高い専門性の発揮」「相互理解と思いやりによる協働」といった要素に加えて、環境変化の厳しい時代であっても当社の一員としての「誇りと使命感」のもと、「挑戦心と主体性」を持って、「最後までやり抜く」社員であって欲しいという想いが込められています。
また、「人事運用方針」では、こうした社員一人ひとりの挑戦を会社が支えること、さらには管理職も含めた全員で「共に育つ・共に育てる風土」を醸成していくことを宣言しました。業務における協働や指導だけでなく、多種多様な社内クラブ活動を通じた社員間コミュニケーションの醸成や相互理解の推進などもその一環と言えるでしょう。当社は以上のような取り組みを通じ、社員・会社の成長を推進し、10年後には業界のベンチマークとなるような「Good Company」を目指していきます。

最大限の成長を支援・実現する
仕組みと風土

当社では、『人材は最大の財産である』という理念のもと、仕事を通じて人として成長し、より良い仕事をすることによって、更に成長する仕組みと風土が不可欠であると考えています。また、社員の専門性の向上や特性に応じた能力の最大化を図るためには、最適な役割付与と課題設定を行うことも重要です。そのため、新人事制度では「複線型」人事制度の施行を決定しました。これにより、社員は「①高度な専門性を発揮して会社の成長を支える」「②多様な経験を通じて組織・会社をリードする」「③運営・管理に関わる業務を通じて組織を支える」のいずれかの役割を担い、それぞれの役割に応じた課題設定を行うとともに、社員区分毎に必要な育成策や支援を展開していきます。

研修体系もそのひとつであり、階層別研修のほか、ジョブローテーション、社外研修、資格取得支援制度などを通じ、ファシリティサービスの知識・スキルの習得をサポート。特に新卒社員（ゼネラリスト職・ゼネラリスト職（エリア）が対象）については、約1年の長期育成研修制度も用意されているため、着実に自己成長を実感することができるはずです。